LEBRA 日本大学量子科学研究所 電子線利用研究施設

光励起反応レーザー照射実験室 (D109)

FEL照射光学系

 主に物質科学系の実験に利用されています。
 実験計画に沿った光学系を設置する都合上、光学系は常設していませんが、利用者の要望に応じて対応可能です。

*一般的なFEL照射実験用の光学系は、「光電子分光レーザー照射実験室」などに設置されています。そちらもご参照下さい


*** 利用に関して ***
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。

エキシマレーザー
ComPeX201
 ガス交換により発振波長を変更することができます。
・ArF 発振波長:193nm
・KrF 発振波長:246nm

 同実験室内での照射実験に加え、ピットを介したビーム輸送により他実験室での照射実験も可能です。

*** 利用に関して ***
 本装置の利用には利用者登録及び講習が必要です。下の「利用申請・予約」から装置管理者にお問い合わせ下さい。
 また光学系の要望に関しては前もってLEBRAスタッフにご相談下さい。





化学触媒光反応レーザー照射実験室 (D110)

FEL照射光学系

 主に物質科学系の実験に利用されています。
 実験計画に沿った光学系を設置する都合上、光学系は常設していませんが、利用者の要望に応じて対応可能です。

*一般的なFEL照射実験用の光学系は、「光電子分光レーザー照射実験室」などに設置されています。そちらもご参照下さい


*** 利用に関して ***
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。





光電子分光レーザー照射実験室 (D111)

FEL照射光学系

 物質科学・生命科学の広い分野で利用されています。
 自動xyz回転ステージ上に設置した試料への集光したFELの照射に利用できます。 照射位置や照射(パルス)回数の設定により任意のパターンでの照射、また、パルス毎の強度記録が可能です。


*** 利用に関して ***
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。
 また、光学系に対する要望がありましたら、課題申請時に併せてご連絡ご相談下さい(注:光学系は他実験等に応じて変更されている可能性があります)。

走査型プローブ顕微鏡
NanoNavi
 物質の表面形状の観察(画像化)に加え、表面の摩擦・硬さ・粘弾性などの機械物性、表面電位などの電気物性を測定することができます。
 物質科学での利用が主ですが、生命科学での利用も可能です(細胞の観察など)。

*** 利用に関して ***
 本装置の利用には利用者登録及び講習が必要です。下の「利用申請・予約」から装置管理者にお問い合わせ下さい。

ラマン分光システム

 ラマン分光法により分子の構造、状態を非破壊的に分析できます。物質科学・生命科学の広い分野での利用が可能です。
 現有機器では532nmのレーザー光を使用しています。


*** 利用に関して ***
 本装置の利用には利用者登録及び講習が必要です。下の「利用申請・予約」から装置管理者にお問い合わせ下さい。





生命科学レーザー照射実験室 (D112)

FEL照射光学系

 培養細胞等への照射実験を前提として、クリーンベンチ内に設置された光学系を介して、平行光のまま、照射面積を広げたFEL照射が可能です。
 現在、照射位置でのビーム(FEL)径は半値幅で直径5cm程度(波長2200nmの場合)ですが、フィルターを介した散乱光を用いることで照射範囲の拡大や 強度分布の均一性を高めることは可能と思われます(現在、検討中)。
 なお、パルス毎のFEL強度の測定や積分強度によるシャッター制御などが可能です。

*** 利用に関して ***
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。
 また、光学系に対する要望がありましたら、課題申請時に併せてご連絡ご相談下さい(注:光学系は他実験等に応じて変更されている可能性があります)。

細胞培養・生化学実験関連設備

 FEL照射実験に使用する培養細胞を実験期間中、管理するために

・作業用クリーンベンチ
・CO2インキュベータ
などを設置すると共に、前室を設け外気が直接実験室内に入り込まない様にしています。
 加えて、その他の細胞培養・生化学実験に必要な

・セルカウンター
・オートクレーブ
・遠心器 ・薬品保冷庫 (4℃、-20℃)
・冷蔵庫 (-30℃、-80℃)
・純水・超純水装置
などの機器を設置しています。

*** 利用に関して ***
 本設備は実験期間中、培養細胞を一時的に維持するためのもので、施設としては細胞の管理には対応できません。 また、実験室内装置をご希望される場合には、前もってご連絡下さい。
 なお、定期点検に伴う停電時には各装置は停止します。細胞の管理や試料を保管する場合にはご注意下さい。






医学用レーザー照射実験室 (D113)

FEL照射光学系

 非線形素子を用いたFEL高調波(可視光領域)照射実験に利用でき、パルス毎のFEL強度の測定や積分強度によるシャッター制御などが可能です。
 照射時のビーム(FEL高調波)径は光学系に依存しますが、レンズによる集光などは容易です。


*** 利用に関して ***
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。
 また、光学系に対する要望がありましたら、課題申請時に併せてご連絡ご相談下さい(注:光学系は他実験等に応じて変更されている可能性があります)。





医用レーザー照射実験室1 (D114)

FEL照射光学系

 主に実験動物へのFEL照射実験を前提として、パルス毎のFEL強度の測定や積分強度によるシャッター制御などが可能です。
 現在の光学系は、ポートから出てきたビーム(FEL)径のまま使用するものですが、レンズによる集光などは容易です。


*** 利用に関して ***
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。
 また、光学系に対する要望がありましたら、課題申請時に併せてご連絡ご相談下さい(注:光学系は他実験等に応じて変更されている可能性があります)。

動物飼育装置

 FEL照射実験に使用する動物(ラット・マウス)を実験期間中、飼育(マウス用ケージ計48)可能です。 庫内温度(22-24℃)、湿度(50-60%)、日照条件(室内電灯)を制御でき、また自動給水装置が設置されています。

*** 利用に関して ***
 本装置は実験動物を一時的に飼育するためのもので、施設として以下の事柄には対応できません。 実験終了後、各学部に持ち帰って廃棄などの対応をお願い致します。

・実験動物の飼育管理
・屍体処理
・飼育ケースの廃棄

 なお予備の飼育ケースはありますが、床材や餌は用意されていませんので、必要に応じてご準備下さい
 また、装置利用をご希望される場合には、前もってLEBRA office宛にご連絡下さい(装置の安定に1週間程度必要です)。





医用レーザー照射実験室2 (D115)

FEL照射光学系

 主にFELの基本特性の評価や新規光学系の準備・予備的実験に利用しています。


*** 利用に関して ***
 現在、利用実験向けの光学系は設置しておりませんが、ご要望に応じて対応は可能です。
 FEL照射実験には加速器利用実験の課題申請が必要です。「加速器利用実験課題申請方法」に従って下さい。